ショートステイを上手に利用できると、介護される方とする方が円満な関係を築くことができます。
その理由は単純で、介護する方もかなり疲れるからです。
そんなとき、数日間だけでも介護から離れられるだけでも、よいリフレッシュになるんですよね。
介護する人も、される人もお互い少し離れるといい関係が築けるようです。
それでは最初に、「ショートステイとは?」から確認していきましょう!

介護経験20年で現役ケアマネジャーの、「介護ガール」がシンプルに解説しますね!
【介護ガール・保有資格】
- ケアマネジャー
- 介護福祉士
ショートステイとは?
ショートステイとは、「短期入所生活介護」と言われる介護サービスです。
なかなか聞き慣れない名前だから、難しそうに感じますよね。
ショートステイをざっくり説明すると「泊まれるデイサービス」になりますね。

ショートステイのイメージがわかない方に説明する時に「泊まれるデイサービス」と言うと分かってもらえる事が多いです。
介護する人の休息
自宅での介護は、体にも精神的にも大きな負担がかかります。
ショートステイは、「介護する人の休息」という大きな役割があります。
ショートステイに行ってもらうと、介護から離れることができて心にゆとりができます。

そうすることで、再び「優しく接することができる」ようになるんですよね。
ショートステイは介護する家族のためのサービス
ショートステイは、以下の状況のときにも重宝します。
- 介護している人が病気になった
- 家族が遠方に出かける予定ができた
自宅で長く介護をしていると、介護することに疲れてしまいます。

自宅での介護を続けるために、「リフレッシュする時間を作れる」のもショートステイの魅力です。
ショートステイの介護サービス
ショートステイのサービスには以下があります。
- 入浴
- 食事
- 排泄
- リハビリ
ショートステイは、「要支援・要介護認定」を受けている人が利用できます。

それでは次に、ショートステイの「施設の形態と部屋のタイプ等」を確認しましょう!
施設の形態と部屋のタイプ等
ショートステイ施設の形態には2種類あります
- 単独型:ショートステイのみを専門に実施している施設
- 併設型:特別養護老人ホームなどに併設しているショートステイ
部屋のタイプ
ショートステイの部屋タイプは大きく分けると4種類あります。
- 多床室:一つの部屋を数人で利用する大部屋
- 従来型個室:一人で一部屋を使う
- ユニット型個室:共有スペースがあり、個室で生活できる
- ユニット型準個室:共有スペースがあり、簡易的な個室がある
利用できる日数
基本的に、連続した利用は30日までとなっています。
用事のあるときだけ使うなど、色んな利用が可能です。
料金
ショートステイの料金は、
- 施設の形態
- 部屋のタイプ
- 要介護度
などで変わってきます。
ショートステイを利用するには
ショートステイを利用したい場合は、担当のケアマネジャーに相談してください。
まずは、ケアプランに「ショートステイを追加」してもらって下さい。
あとは、
- どこのショートステイを利用するか
- いつ利用するか
などを決めて、ショートステイ施設に空きがあるか確認します。

人気のあるショートステイの施設は、空きがない場合があります。
利用の注意点
利用したい施設があったら、「利用する本人さんと一緒に見学」することをおすすめします。
実際に施設を見て、スタッフの対応や、設備、周りの環境などを確認することが大事です。
忘れてしまうかもしれませんが、利用する本人も「見学するとすんなり利用できる」ことが多いです。

慣れるためには、1泊2日から始めることをおすすめしますよ!
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