【第3の足】高齢者の歩行を助ける杖の種類と選び方をケアマネが解説

高齢者の心配ごとの1つに、「自分の足で歩行できなくなる不安」があります。

人は自分の足で歩いて、好きなところに行きたいという気持ちがあります。

 

歩くことに不安があると自信をなくして、いろんなことをあきらめてしまいます。

しかし、車椅子が必要になった方でも、「もう一度自分の足で歩く!」とリハビリを頑張る方もいます。

 

「自分の足で行きたいところに行ける」と言うのは、それだけで高齢者の方の心を軽くさせるんです。

介護くん
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今までは「自由気ままに行動」できてたのに、それが制限されるのが不安を生むんですね!

 

そんな歩行能力が弱ってきた高齢者におすすめなのが杖になります。

実は、「杖は3本目の足である」と言われるほど、高齢者の方のお役にたてる存在なんです。

 

それでは最初に、「高齢者の歩行には杖があると安心」から確認していきましょう!

介護ガール
介護ガール

介護経験20年で現役ケアマネジャーの、「介護ガール」がシンプルに解説しますね!

 

【介護ガール・保有資格】

  • ケアマネジャー
  • 介護福祉士

 

高齢者の歩行には杖があると安心

高齢者になると、足や腰の筋力が低下してきます。

普通に歩行してるつもりでも、「あっちにフラフラ」「こっちにフラフラ」と不安定になります。

 

杖を使用することでふらつきがおさえられ、安定して歩行できます。

介護くん
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膝や腰に痛みのある高齢者でも杖に体重をかけ、足腰で支えている体重を分散させることで、負担が軽減され、痛みが和らぐことにつながります。

 

自分の足で歩く喜び

歩行が不安定で、転倒が怖くて外出しなくなり引きこもった高齢者。

杖を使用することで自分の足で歩く喜びを感じられ外出する気持ちになるかもしれません。

 

絶妙なバランスで歩く方もいらっしゃいます。

「転倒するのでは?」と見てるこちらまでがヒヤヒヤさせられますよね。

介護ガール
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そんな足や腰の筋力が低下してきた高齢者の強い味方が「杖」になります。

 

杖にも種類や形がある

しかし、いきなりポンっと杖を渡されても、多くの高齢者の方は困ってしまいます。

実は、杖にも色々な種類や形があるんです。

 

杖はその人にあった形の杖で正しい使い方をすると強い味方になります。

ただ間違った使い方をすると、杖が転倒の原因にもなることもあります。

 

ですので、その方にあった杖を使うことで、初めて「安心して歩ける」ようになるんですよね。

介護くん
介護くん

高齢者の方の身体状況にあった杖を選んであげて下さいね!

 

高齢者向けの杖の種類

一本杖(T字杖)

高齢者向けの杖の種類の1つ目は、「一本杖(T字杖)」になります。

一本杖は、もっともスタンダードで一番よく見かける杖ですね。

 

折りたためるタイプや長さを調節できるタイプがあります。

一本杖は、歩行状態が「比較的安定してる方におすすめ」ですよ。

 

介護くん
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「杖 = お年寄り」とイメージする人が多いですが、最近ではおしゃれな「和柄の杖」や「キラキラした飾りがついている杖」もあります。

 

ロフストランド杖

高齢者向けの杖の種類の2つ目は、「ロフストランド杖」になります。

ロフストランド杖は、手だけでなく前腕も使って身体を支えるのが特徴な杖になります。

 

杖の上部に前腕を通すカフがついていて、その下にグリップがついています。

ですので、握力が弱くなった高齢者の方に優しいつくりなんです。

 

介護ガール
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「ロフストランド杖」は、麻痺がある方や骨折したがよく利用されてますよ!

 

松葉杖

高齢者向けの杖の種類の3つ目は、「松葉杖」になります。

松葉杖は、基本的に2本で使うのが特徴の杖になります。

 

足を骨折した方が使ってるので比較的にイメージしやすいかと思います。

松葉杖は自身の体重を上半身で支えられるので、下半身の負担を減らせるのもメリットの1つですね。

 

介護くん
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「松葉杖」は、骨折や下半身の麻痺など下半身に支えがいる方に向いていますね!

 

四点杖

高齢者向けの杖の種類の4つ目は、「四点杖」になります。

四点杖は、足の部分を4点で支えるのが特徴な杖になります。

 

一本杖の足の部分は1点で杖を支えているので、歩行が不安定な方ではバランスが取りづらいこともあるんです。

そんなときに重宝するほが、この四点杖になります。

 

4点の足で杖を支えられるので、前後左右に安定感が出てくるんですよね。

介護ガール
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「四点杖」は、安定して歩行できるので外出時に使われる高齢者の方が多いですね!

 

杖の選び方

長さ

適当な杖を買って使っている高齢者さんもいますが、「杖を引きずって歩いている」なんて方もみかけます。

あと、おじいちゃんが昔使っていたと、おばあちゃんがそれを使っている方もいます。

 

しかし、お二人では身長が違うので使いづらそうにしています。

自分に合ってない長さの杖を使うと、「正しい歩行姿勢がとれない」ので身体によくありません。

 

ご自身に合った正しい杖の長さを選ぶことが重要です。

介護ガール
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最適な長さの計算式、「身長÷2+3」で目安の長さが計算できますので、参考にしてください(身長は靴を履いた状態で計算してくださいね)。

 

グリップ

杖選びでは、グリップ部分も大事な要因になります。

自分にあってないグリップだと、手に力が入りにくいからですね。

 

グリップには、ゴム製と木製があります。

ゴム製はすべりにくいですが、汗でべたつきやすいです。

 

いっぽう、木製はその逆になります。

介護くん
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どちらもメリット・デメリットがあるので、自分がしっくりくるグリップを選ぶことが大事です。

 

素材

杖の素材には、「カーボン・アルミ・木製等」があります。

グリップと同様に、杖の素材にもメリット・デメリットがあります。

 

介護ガール
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杖の素材を選ぶときも、自分にあったのを選ぶことをおすすめします。

 

高齢者の杖選び:専門家のアドバイスを聞くのがおすすめ

高齢者の方の身体状況は、当然ですが個々によって異なります。

ですので、杖を選ぶときは「理学療法士などの専門家」に相談することをおすすめします。

 

専門家は家の環境や杖が必要な状況などを総合的に判断して、どの杖がいいかアドバイスをしてくれます。

さらには、専門家に「杖の正しい使い方」についても指導してもらって下さい。

 

と言うのも、杖が上手に使えないと転倒の危険性が高くなる傾向にあるんです。

介護くん
介護くん

杖をつく位置や足の運び方などを見守りしながら使い方を指導してくれます。

 

介護保険を利用しての杖のレンタル

高齢者の杖は、介護保険を利用してレンタルすることをおすすめします。

専門家が訪ねてきてくれて、合ったのを探してくれるのでとっても楽だからですね。

 

要支援1以上の方なら、介護保険を利用すると月額100円~レンタルできます。

杖に何か不具合があっても、気軽に交換してくれるので、気持ちよく使えるのでおすすめですよ!

 

介護ガール
介護ガール

高齢者の方にとって杖は「3本目の足」です。くれぐれも軽率に、「杖なんて、どれでも同じだろ!」と選ぶことのないようにお願いしますね。

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