朝から長時間立っていたり、ずっと座ってたりすると。
若い人でも夕方になると「足がむくんでた経験」があると思います。
若い人でも感じるむくみですが、実は高齢者になると「もっとむくみやすく」なります。
さらに、若い人のむくみは、あまり気にすることはないと思います。
しかし、高齢者の方は注意が必要なんです。
それは、そのむくみが「別の病気」の可能性があるからです。
それでは最初に、「むくみとは?」から確認していきましょう!

介護経験20年で現役ケアマネジャーの、「介護ガール」がシンプルに解説しますね!
【介護ガール・保有資格】
- ケアマネジャー
- 介護福祉士
むくみとは?
むくみとは、血管から溢れ出た水分が皮下組織に貯まることです。
痛みがないのが特徴の1つですね。

むくんでる所を軽く指で押して、へこんだままならむくみの可能性が高いと言われています。
むくみの注意点
むくんでる部分は皮膚が薄くなっています。傷つきやすいのでケガなどに気を付けて下さい。
褥瘡になりやすいので、寝たきりの方は1時間か2時間毎の体位交換が必要となります。

さらに、薬の副作用でむくむことがあるので、飲んでいる薬を確認してみることも大事ですね!
高齢者の手足や顔のむくみの原因
高齢者の手足や顔のむくみの原因は以下になります。
- 血液の循環機能の低下
- 塩分のとりすぎ
- 同じ姿勢でいる
血液の循環機能の低下
高齢者になると心臓の動きが弱くなり身体に血液を送りにくくなります。
高齢者の手足が冷たいのは、血液の巡りが悪いのが大きな要因となりますね。
塩分のとりすぎ
高齢者になると、味覚が低下してくるので濃い味を好みがちです。
濃い味は塩が多いので、その結果が塩分のとりすぎになります。
同じ姿勢でいる
椅子にずっと座って足をおろしていると、水分は重力で下にいくので足がむくみます。
ですので、適度に足を動かすようにしてあげて下さい。
エコノミー症候群も、ずっと同じ体勢で血液の循環が悪くなって血栓ができたりする病気です。
さらには、高齢者になるとトイレに行くのを嫌がって水分を控える傾向もあるんです。

水分を控えると脱水症状の危険もあるので、気をつけないといけません。
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高齢者の手足や顔のむくみの予防対策
高齢者の手足や顔のむくみの予防対策は以下になります。
- 同じ体勢でいない
- 手足を温める
- 軽い運動
同じ体勢でいない
長時間同じ体勢でいるとむくみやすくなるので、足首を動かしたりする。
手足を温める
血液の循環を良くするために、入浴・手浴・足浴などを行います。
ホットタオルで手足を温めるのも効果的ですね!
軽い運動
ウオーキングや散歩などの軽い運動も効果的ですね。
ふくらはぎを意識して歩くと効果的です。
ふくらはぎがポンプの役割をして心臓に血液を送ってるんです。

ですので、第2の心臓とも言われてますよね。
むくみは身体からのサイン
むくみは体調が不調な時の「身体からのサイン」と言うお医者さんもいます。
高齢者のむくみは、軽く考えない方がいいですね。
高齢者の方は「足がむくむんだよねー」とよく言われます。
見ると「靴下のゴムの跡」がバッチリついています。
むくみが続くなら
長期間むくんだり、むくみがだんだん悪化してるときは、迷わずにお医者さんに行って下さいね。
たかが「むくみ」だけど、されど「むくみ」なんです。
安易に考えてたら、大変なことになる可能性も否めません。

高齢者の方には、いつまでもお元気でいてもらいたいですもんね!
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