【危険】高齢者の転倒は骨折につながる!原因と予防をケアマネが解説

高齢者になると、怖いことの1つに転倒があります。

転倒すると、「骨折につながる」ことがあるからです。

 

高齢者の方は、骨がもろくなっています。

ですので、「ちょっと手をついたり、ちょっと尻もちをついた」だけでも骨折してしまうんですよね。

 

介護くん
介護くん

実は、骨折して歩行が困難になった高齢者の方が、「そのまま寝たきり」になってしまうケースは少なくないんですよ!

 

「骨折はいずれは治癒するから、そこまで怖いことなの?」と、思った方もいると思います。

若い人は骨折しても時間がたてば治ってしまいますが、「高齢者は同じようにはいかない」んですよね。

 

幸い寝たきりにならなかったとしても、「車椅子が必要なる方もいる」ので注意が必要です。

それでは最初に、「高齢者が転倒しやすい理由」から確認していきましょう!

介護ガール
介護ガール

介護経験20年で現役ケアマネジャーの、「介護ガール」がシンプルに解説しますね!

 

【介護ガール・保有資格】

  • ケアマネジャー
  • 介護福祉士

 

高齢者が転倒しやすい理由

足腰の筋力が低下

高齢者が転倒しやすい理由の1つ目が、「足腰の筋力が低下」になります。

 

高齢者になると、筋力が低下して身体のバランスが取りにくくなります。

バランスを崩すことで、ふらついたり膝折れしやすくもなるからです。

 

視力の低下

高齢者が転倒しやすい理由の2つ目が、「視力の低下」になります。

 

高齢になると、「白内障と緑内障」の方が増えてきます。

視力の低下により、周囲の状況などが把握できないので転倒の可能性が高まるんですね。

 

※「白内障と緑内障」は、薄暗く見えたり、霞がかかったように見えたり、視野が狭くなるのが特徴です。

 

認知症などの病気

高齢者が転倒しやすい理由の3つ目が、「認知症などの病気」になります。

 

認知症になると、危険を認識する能力が低下します。

ですので、「転倒に対する意識が希薄になる傾向」があります。

 

介護ガール
介護ガール

高齢者の方には、すり足歩行や前傾姿勢の方が多いので、「元から転びやすい状態や姿勢」というのも要因の1つですね!

 

高齢者が骨折に注意したい身体の部位

手首の骨折

高齢者が骨折に注意したい身体の部位の1つ目は、「手首の骨折」になります。

 

転倒して手をついたときに、手首を骨折する方が多いですね。

骨粗鬆症で骨がもろくなってる高齢者の方は少なくありません。

 

介護くん
介護くん

利き手を骨折してしまうと、食事のときなどが大変です。

 

肩関節付近の骨折

高齢者が骨折に注意したい身体の部位の2つ目は、「肩関節付近の骨折」になります。

 

肩関節付近の骨折は、転倒・転落のさいに肩から落ちた方に多いのが特徴ですね。

三角巾で固定して、早めのリハビリが求められます。

 

股や足の付根付近の骨折

高齢者が骨折に注意したい身体の部位の3つ目は、「股や足の付根付近の骨折」になります。

股や足の付根付近が骨折すると、ボルトで固定したり、人工関節の手術をしないといけない方もいます。

 

歩行が困難になるので、ベッドで安静にするしかありません。

そうしてるうちに、「認知症が進んだり・寝たきりになってしまう方」が出てくるんですよね。

 

介護ガール
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ちなみに、足の付根(大腿骨付近)を骨折する高齢者の方は本当に多いです。お気をつけ下さいね!

 

注意すべき場所

高齢者の方が、転倒に注意すべき場所が以下になります。

  • 玄関
  • 階段
  • 浴室

 

転倒と聞くと、屋外で起こるイメージがあります。

しかし、実は「屋内で起こることが多い」んですよね。

 

ちょっとした段差が危ない

高齢者の方は、身体機能が低下しているので「すり足・前傾姿勢」になります。

ですので、畳のヘリにすら引っかかるくらいです。

 

読者さん
読者さん

こんなとこには引っかからないだろう

と若い人は思います。

 

しかし、実際に引っかかる高齢者が多いのは事実なんですね。

若い人にとっては、なんてことのない段差も「危険につながるのが高齢者」なんですよね。

 

靴や靴下

靴や靴下なども転倒の原因になることがあります。

フローリングの床などは滑りやすいので靴下のまま歩くと滑ります。

 

危ないからとそこでスリッパを履くとそのスリッパが転倒の原因になります。

靴下の裏に滑り止めがついているものが売ってるので、それを活用すれば転倒の可能性は低くなりますよ。

 

スリッパではなくかかとのある脱ぎにくい靴にするとスリッパが脱げて転倒することも防げます。

家族さん
家族さん

外靴は、脱いだり履いたりが楽にできるファスナーやマジックテープの靴がおすすめですね。

 

転倒からの骨折で起こりうること

転倒して骨折すると、骨折した部位によって手術が必要になります。

手術後に歩くのが難しくなって、車椅子が必要になることもあります。

 

トイレに行けないとなるとおむつを使用することとなり、生活意欲がだんだと落ちてしまいます。

安静に安静にと、寝ている時間が多くなるのも特徴の1つですね。

 

介護ガール
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その結果、筋肉が低下したり、関節の動きが鈍くなり、思ったように動けないことから、外出を嫌がるようになります。

 

引きこもりになる高齢者もいる

転倒が怖いからと、外出する機会が減って引きこもりになってしまいます。

「転倒してしまった」「歩けなくなってしまった」と精神的に落ち込み自信がなくなってしいます。

 

高齢者の方も転倒したくてしているわけではありません。

転倒することで自分でできていたことができなくなり、人の手を借りることが多くなります。

 

介護くん
介護くん

だから高齢者の方はみんな口々に言います「コケたら終わり」と。

 

予防方法その1:住環境の整備など

高齢者の方が転倒しないための予防方法の1つ目は、「住環境の整備」になります。

 

自宅内の状況は、個々の家の間取りなどで異なります

しかし、生活導線で「危ない場所・転倒しそうな環境」がないかを確認することが必要です。

 

例えば、玄関のあがり口の段差が高い時は、踏み台を用意して段差を低くする。

読者さん
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さらには、つまづきそうな場所に手すりをつけたり、床にはものを置かないなどがあります。

 

屋内工事を検討する

ちょっとした工夫で改善できることもあります。

しかし、家の構造上で工事が必要な場合もあります。

 

そんな時に利用できるのが、介護保険の「住宅改修・福祉用具の貸与」になりますね。

家族さん
家族さん

市町村から工事の補助がでるので、とっても便利な制度になってますよ!

 

照明も大事

意外な盲点としては照明です。

夜中に寝室からトイレに行くときなど真っ暗ではつまづいてしまいます。

 

高齢者になると白内障で物が見にくかったり、緑内障で視野が狭くなり周りの状態が把握しにくくなります。

夜間暗くなる場所などに、「簡易照明をつける」ことも必要ですよ。

 

介護くん
介護くん

電気製品のコードにも気を付けてあげて下さい。若い人には何てことありませんが、高齢者の方はよくそのコードに引っかかって転びますからね!

 

予防方法その2:転倒予防運動

高齢者の方が転倒しないための予防方法の2つ目は、「転倒予防運動」になります。

 

転倒予防運動とは、転倒を予防するための高齢者自身の体力作りになります。

具体的に言うと、「散歩やストレッチ」になりますね。

 

介護ガール
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体のバランスや柔軟性を保つことで転倒予防になります。

 

無理な運動は逆効果

転倒予防の「運動」と聞くと、

介護くん
介護くん

いろんな機械を使ってきついトレーニングをするとか、筋肉ムキムキになるような運動をイメージする人が多いです。

 

しかし、そのイメージとはかなり異なりますね。

きついことはみんなしたくないですし、無理な運動をすることで転倒や骨折のリスクが高くなるからですね。

 

継続することが大事

運動は、無理なく続けられることが一番大切です。

ですので、のんびりとウォーキングや散歩したり、ストレッチがおすすめなんですよ。

 

市町村によっては、高齢者を対象とした体操教室などもあります。

そういうものを活用するのも一つの方法ですね。

 

介護ガール
介護ガール

骨折予防には骨を強くすることも大切です。骨をつくる材料となるカルシウムを食事で積極的にとりましょうね!

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